皆さんは、ブループリントという言葉を聞いたことがありますか?
青図、青焼き、青写真など、もとは建築分野などで複写された設計図面のことを指した言葉ですが、ここではスピリチュアルな意味でのブループリントを説明します。
ブループリントは人生の青写真とも呼ばれており、私達がこの世に生まれて来る前、魂の状態の時に描いた「人生の設計図」を指します。
今世でどんな環境に生まれ、どんな人達と出逢い、どんな経験をして、何を達成するのか…
私達は人生に目的を掲げ、その目的を達成するための大まかな計画を立ててこの世に生まれています。そのおおまかな計画が「ブループリント」です。
ブループリントとは?
私達はただ突然、何処からか生を受けたわけでは無く、きちんと自分で意図してこの世に生まれて来ています。
しかも、この世(地球)に生まれるのは誰でも良いという訳ではなく、厳選された魂のみが生まれて来れるのです。
地球で何を学び、どんな事をやり遂げたいか、神様とも呼ばれる創造主にレビューをし許可を得た魂だけが、この地球に生まれることが出来ると言われています。
また、人生を歩むには、自分以外の沢山の生き物と関わります。
人生に於いて関わる全ての他の存在とも、魂の時点で合意し、其々のブループリントに計画が反映されます。
既に一人ではなく、沢山の存在との関わりの中で、私達はこの世に生まれて来ているのです。
ブループリントは何枚?
この、人生の計画を描いたブループリントですが、実は1枚だけではなく、複数枚存在していると言われています。
「設計図がある」と言われると、誰かに決められたレールを歩んでいるような気持ちになるかも知れませんが、決して全てが決まっているわけではありません。
幾つかのパターンを用意してあり、途中で他のブループリントに移ることが出来ると言われています。
これがパラレルワールドと言われている平行世界でもあり、何処でどのブループリントを選ぶかは、実際にその人生を歩んでいる私達に任されています。
ブループリントは大まかな計画であるため、細部については私達の望むように選択することが出来るのです。
また、ブループリントを描いた「魂」とは、自分自身のことを指します。
記憶を無くしているのでピンと来ないかも知れませんが、結局は自分が決めたことなのです。
そのため、ブループリントから大きく外れた方向へ進んでしまうと、それを修正しようと人生に変化が起きます。
人間関係や仕事などの環境が悪化したり、急な転勤やトラブルによる予定変更などがそれに当たります。
悪い事が連続で起きたり、何故か意図しない方に人生が進み出した時、人生の軌道修正が起こっているかも知れません。
ブループリントを知る方法
そんなブループリントを知る方法が幾つかあります。ここでは、代表的な4つをご紹介します。(他にも方法があるかも知れませんが、私が知っている方法をご紹介します。)
占星術
占星術は、西洋占星術、インド占星術、東洋占星術に大別されていますが、その何れも太陽・月・惑星など太陽系内の天体の位置や動きと、人や社会のあり方を経験的に結びつける占いです。
一番ポピュラーなのは西洋占星術で、ホロスコープという天体の配置図をベースとして占います。
生年月日などから、運勢や運命、関わっていく人との相性や未来などを占うことが出来ます。
実際に魂は、生まれて来るタイミングも重要であり、誕生日も意図して決めていると言われています。
数秘術
数秘術は、生年月日と姓名を数字にして計算し、其々の数字が持つ意味から人の資質や運勢を導き出す方法です。
主に1~9の数字が使用されますが、ピタゴラス式やカバラ数秘術など流派があり、それによって扱われる数字や意味が異なります。
また、数秘術は世界的に見て古い分析学のひとつであり、占いではなく統計学であるとも言われています。
持って生まれた資質や才能、人生の課題や天職、運勢などを「過去数・現在数・未来数」といったナンバーによって読み解きます。
リーディング
リーディングは占いとは異なり、第六感を使って様々な情報を読み取る方法です。
オーラやチャクラといったエネルギーの状態から読み取る方法と、霊魂や天使、龍神などの高次元の存在から読み取る方法があります。
ブループリントが分かるのは、主に後者の「高次元の情報を読み取るリーディング」です。
私も魂や守護霊(ガイド)と繋がるリーディングを実施していますが、過去世から持ち越した今世での人生の課題や、様々な事柄に対する魂の目的、今世でどう進んで行ったら良いかなどを聞くとこができます。
自分で魂と繋がる
ブループリントはそもそも自分の魂が描いたものなので、魂とコミュニケーションが取れれば知ることもできるでしょう。
魂と繋がるには、脳がアルファー波よりも深くリラックスしている「シータ波」の状態にあると良いようです。
入眠時のまどろみの中や、深い瞑想に入った際に脳から「シータ波」が発生すると言われていますが、この深いリラックス状態が一定時間(数分以上)続くと、意識は雑念を捨て「空」や「無」とも呼ばれる純粋な状態となり、魂と繋がることが出来ます。
魂と繋がると、閃きや直感、映像や声、又は湧き上がって来る思いなどで、魂から情報を得ることが出来ます。
魂とつながる為に心がけること
魂と繋がるためには、下記のことを心掛けると良いでしょう。
質の良い睡眠をとる
入眠時には脳が半覚醒状態となり、魂や守護霊などの高次元の存在から情報が降りやすくなりますが、より繋がりやすくするためには心身の状態を整える必要があります。
アルコールが入った状態や、あれこれと悩みに思考を張り巡らせている状態、体調が優れない時などには、入眠時にもなかなか身体がリラックス出来ないでしょう。
体調を整え、眠る前には深呼吸をしたり感謝の時間を設けたり、心を安らかにして眠りにつくようにしましょう。
瞑想をする
瞑想をすることでも魂と繋がることが出来ると言われていますが、瞑想の目的は、思考を止めて雑念にとらわれない状態を作ることです。
自身の感覚に集中し、頭の中を空にすると、その空間にふと魂や高次元からの情報が入って来ると言われています。
人によって差異はありますが、始めて数回で深い瞑想に入れる人もいれば、数ヶ月続けてやっと深い瞑想をすることが出来たという方もいます。
そのため、しっかりと繋がりたい方は瞑想をする習慣をつけ、継続すると良いでしょう。
また、我流ではなく誰か瞑想経験者に誘導して貰った方が身に付きやすいと思います。YouTubeでも沢山の動画が配信されていますし、瞑想会を開いている方もいますので、参考にしてみて下さい。
興味のあることに集中する
シータ波は記憶に深いつながりをもつ海馬から発生するため、実は興味のあることをウキウキと楽しく調べている時にも海馬が刺激され、脳からシータ波が発生していると言われています。
心から「楽しい」と思うことに取り組んだり、何でも楽しみながら取り組むと、閃きや直感が降りやすくなるでしょう。
私はこれがしたい、ここに行きたい、これが心地よい。その全ては魂から得た感覚です。
純粋に「こうしたい」と感じたことは、そのままブループリントの内容なのです。
ブループリントの書き換えとは?
ブループリントの仕組みを知った人の中には「書き換えますよ」と言っている人もいます。
「ブループリントを書き換えて幸せになろう!」とか「収入を得よう!」といったキャッチコピーを目にすることがありますが…
私個人としては「書き換え」という表現に違和感があります。
ブループリントはそもそも大枠でしか無く、詳細は今ここにいる自分次第なので、少々の変更はブループリントを書き換える必要が無いと思っています。
また、どんな方法であっても自分自身で意図し、現状を変化させるのであれば、それは書き換えではなく人生を先に進めたり、他のブループリントに移ったのでしょう。
自力では移れないため「書き換えできます」という方のセッションを受けたり、ヒーリングで自分のブロックとなっている障害物を取り除いて移っている… というイメージです。
ブループリントはそもそも創造主にレビューした自分自身の計画なので、雑念を振り払った状態の自分であれば、その計画を変えたいとは思わないでしょう。
しかし、人生を進めるうちに追加でやりたいことが出来たり、もっと上を目指したくなることがあるかも知れません。
なので私としては、希望する事柄をブループリントに追記することが出来る!という方がしっくりきます。それであれば他者であっても少々のことは可能でしょう。
魂の計画であるブループリントを他者が大きく変えてしまうことは、本人の成長のためにはならず、宇宙の意図とは異なるように思います。
まとめ
ブループリント(魂の設計図)がどんな物か、なんとなくイメージできたでしょうか?
私達は自らの無限の可能性を探求し、発揮するために、地球というこの星を選んで生まれてきました。
そして、今ここにいる自分より遥かに大きな存在の自分が作った「人生の目標を達成させるための設計図」を歩んでいます。
自分自身が成長し、設計者である「大いなる自分(魂)」と繋がっていくと人生がどんどん好転するのには、そういった理由があります。
人生が上手く行かない時、自分が何かに捕らわれてしまっていないか、本心を生きているか、しっかりと心に聞いてみて下さい。
人生は「強く意図する」ことで望むように変えることが出来ますが、それは何者でもない、希望を持って自分を大きく成長させようとする自己(魂)の力によるものだと思います。
最期まで読んで頂き、ありがとうございます。
一人でも多くの方が、より幸せな人生へと進んで行けますように🍀
~Shiho~
※魂や守護霊(ガイド)と繋がるリーディングはこちら↓↓↓