皆さんは、周りに不機嫌な人がいると自分もイライラしてきたり、嬉しそうな人を見ていたら楽しい気持ちになった。といったことはありますか?
どうしてこんな風に周りの人の感情が染ってしまうのでしょう?
実はこの現象、科学的な理由があるんです。
その仕組みを知って実施すると、周りから嫌な感情を染されず、良い感情を保てる自分になり、良い現実を引き寄せられるようになりますよ。
私達は素粒子でできている
まずは、私たちがどんな存在なのかを量子力学的に見ていきましょう。
体を分解してみよう
私達の体は、皮膚、筋肉、骨、内臓、血液など、様々なパーツによって構成されていますが、その一つ一つはもっと小さな「細胞」が集まってできています。
この「細胞」の一つ一つを顕微鏡で見ると、さらに小さな「分子」という粒が集まってできています。
更に「分子」を特殊な顕微鏡で見ると、もっと小さな「原子」という粒が集まってできています。
「原子」は中学の理科の授業で習いましたが、私達の体は炭素、酸素、水素、窒素、カルシウムなどの原子からできています。
原子の中はスカスカ
さて、原子の中はどうなっているでしょうか?
原子の中には「原子核」があり、その周りを「電子」が回っています。
原子の中はとても広くてガラーンとしており、一つの原子が東京ドームくらいの大きさだとすると「原子核」はその真ん中に置かれたビー玉くらいの大きさだそうです。
そしてもっと小さな「電子」が、超スピードで消えたり現れたりしながら、広い空間を自由に飛び回っています。
これが「原子の世界」で、原子の中身はほぼ空っぽ!
私達の体も、実は中身がガラーンとしてスカスカなのです。
スカスカなので、携帯電話やテレビの電波は、私達の体を通り抜けられます。
物体が通り抜けられない理由
私達の体だけではなく全てのものは「原子」が集まってできています。
家の壁も窓も実はスカスカで、電波を通しています。それなのに、体が壁を通り抜けられないのは何故でしょう?
それには電気が関係しています。
私達の体は電気を帯びています。電気はマイナスとプラスがあり、マイナスの電気同士だと反発します。
体が物体を通り抜けられないのは「原子の反発力」によるもので、原子の中にあるマイナスの電気同士が反発し合い、跳ね返されるからです。
また、マイナスの電気を帯びているのに原子がバラバラにならないのは、原子の中を電磁力を持つ素粒子が飛び交っているおかげです。
原子は電磁力によってくっつき、塊の状態を保っているのです。
全てのものは素粒子
原子を図にすると、このようになります。
原子の中にある原子核は「陽子」と「中性子」という2つの粒子の組み合わせでできています。
更に、陽子と中性子の中には「アップクォーク」と「ダウンクォーク」という粒子が飛んでいます。
また、原子核の周りにも「電子」が不規則に飛んでいます。
この、アップウォーク・ダウンウォーク・電子が『素粒子』と呼ばれるもので、素粒子はこれ以上小さく分解できない物質の最小単位です。
素粒子は17種類ありますが、大きく分類すると「物質をつくる素粒子」と「エネルギー的な素粒子」に分けられます。
アップクォーク・ダウンクォーク・電子は、物質をつくる素粒子です。一方、エネルギー的な素粒子には「フォトン(光子)」などがあります。
全ての物質は素粒子が集まってできたものですが、実は私達の「意識」や「感情」も素粒子です。
私達は素粒子を飛ばしている
「私達は皆、素粒子でできている」「ものだけでなくエネルギーも素粒子」ということが想像できたでしょうか?
アップクォークやダウンクォークという素粒子で肉体を作り、その周囲に「フォトン」という意識や感情の素粒子が飛び交っているのが私達です。
そして、ここから今回の主役である「感情」のお話をしていきます。
バイオフォトン
エネルギー的な素粒子である「フォトン(光子)」は、電磁波であり、人体からも放出されています。
これを『バイオフォトン』と呼びます。
バイオフォトンは1923年にロシアのアレクサンダー・ダルビッチ博士が発見し、その後ドイツのアルバート・ポップ博士がDNAの中からバイオフォトンを発見しました。
バイオフォトンは超高感度のCCDカメラで撮影することができ、画像としても記録されています。
私達の「感情」もこのバイオフォトンなので、「うれしい~」と思うと体から「うれしいフォトン」が放出され、「ムカつく~」と思うと「ムカつくフォトン」が放出されます。
フォトンは私達の目では見えませんが、稀に光として認識できる人もいます。
それが、オーラやチャクラといったものなのかも知れません。
フォトンは受信してしまう
バイオフォトンは波となり、固有の周波数を持ちながら広がっていきます。
そのため、嬉しそうにしている人の近くにいると嬉しい波に同調して楽しい気持ちになり、不機嫌な人の傍では不機嫌な波に同調してイライラしてきます。
ラジオやテレビ、Wi-Fiも同じ仕組みで、周波数を合わせると音が聞こえたり動画を見たりできますね。
誰かの出すフォトンの周波数を受信し、同調すると、自分もその周波数に移ってしまうのです。
そして、感情がどんどん伝染していきます。
良い感情を保持するには
この素粒子の特徴や周波数の仕組みを使うと、嫌な感情を染されずに良い感情を保持することができます。
素粒子の特徴
素粒子は「変身する」という性質があります。
素粒子は粒でもあり、波でもありますが、ある実験では「波から粒に変化する」ことが証明されています。
観測者が目を閉じている時には「波」だった素粒子が、目を開けて観測した瞬間に「粒」に変身したのです。
素粒子は、粒と波の性質を持ち、状況によって姿を変えます。
私達の「観測」によって姿が変わる(見た瞬間に現象化する)のです。
何を観測するか?
さて、ここにイライラしている人がいます。あなたがその人に対し「ムカつく」を観測すると、ムカつく周波数帯の世界が現れ、ムカつく出来事が現象化します。
ですが、イライラしている人を労い「ありがとう」を観測すると、ありがとうの周波数帯の世界が現れ、ありがとうと思える出来事が現象化するのです。
このように同じものを見ても、自分が何を意図し、何を観測するかで周波数は変わり、起きてくる出来事も変わります。
ありがとうを観測していると、ムカつくことは起こりません。
イライラしている人、クヨクヨしている人がいる時、その様子を「嫌だな」と感じて終わるのではなく、何か良くないことがあったのかな?忙しくて余裕がないのかな?と相手の立場で考えてみると良いでしょう。
そうすると、イライラやクヨクヨも嫌な姿ではなく、頑張っている姿に見えてきます。そして「ありがとう」という感謝や「頑張って」という応援の気持ちに変わります。
「幸せ」を引き寄せる
私達はスカスカで、意図や観測によって変化する、とても不確かな「素粒子」という存在です。
しかし「素粒子」は意図や観測によって変化します。見たいものを見て、望むことを現実に出来るのです。
観測のコツ
努力しているのになかなか報われない時、「自分はもっとできるはずなのに」と自分を責めると、自分を責める現象が次々と起こります。
また「自分をきちんと評価しない周りが悪いんだ」と周りを責めると、評価されない周波数帯にいるので、ますます周りから評価されません。
「ムカつく」の周波数帯も「ありがとう」の周波数帯も目に見えない電波のようなもので、チャンネルを合わせるとそこに繋がることが出来ます。
嫌な感情を受けとった時は、嫌な方向に意識を向けて、嫌なことを観測しているのです。
そんな時は直ぐに意識の方向を変え、良いことを観測するように切り替えましょう。
そうすると、周りの人の感情に振り回されず、自分が望む周波数帯で生きることが出来ます。
引き寄せのコツ
また「意図」や「観測」が不明確だと、チャンネルはなかなか合わせられません。
自分が何を見たいか、何を望むかが明確になればなるほど、そこにチャンネルが合って来ます。
思った事が実現化しない。という時は「意図の量が不足している」のでしょう。
もっと意図を強めるために、具体的に字に書いたり、言葉で発したりすると良いでしょう。
よく言葉には「言霊」が宿ると言い、言った事が現実になる。とも言われています。
また、夢を叶えるには、その内容を書くと良いとも言いますね。
量子力学的にも同じことが言えます。
今、身の回りで起きている出来事は全て、自分で引き寄せています。
自分の「感情」と「意図」が何処に向いてしまっているかを今一度振り返ってみて下さい。
きちんと「望む方向」に向かわせることで、望むことを「観測」し、「実現化」することが出来ますよ。
最期に、この投稿を作成するにあたり、村松大輔さん著作、サンマーク出版の
現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則
という本を参考にさせて頂きました。私のお気に入りの一冊です。
この本に出逢えたこと、そして参考にさせて頂いたことに感謝を申し上げます。
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