皆さんはお母さんのお腹の中にいた時のこと(胎内記憶)や、お腹の中に宿る前のこと(中間生記憶)を覚えていますか?
2~5歳くらいの子供の中に、胎内記憶や中間生記憶を話してくれる子がいます。
胎内記憶を持つ子供は世界中にいて、そして、どの国の子が話す内容にも、共通点があるそうです。
わずが2~5歳ですから、宗教や文化の違いを超えて共通するような作り話をするとは、とても思えません。
また、その子たちは親が教えていないことや、親が知らないことまで知っているのです。
漫画家 竹内 文香さんのお話
私が胎内記憶のことを詳しく知ったのは、漫画家 竹内文香さんが描いた『おかあさん、お空のセカイのはなしをしてあげる』』という本を読んだ時でした。
長女のひぃちゃんは2歳ごろから突然、「お母さん、お腹に赤ちゃんがいるよ。女の子だよ。」「私もお腹の中にいた時のことおぼえているよ」と、胎内記憶を話しはじめたそうです。
しかも… 次女がお腹の中にいることも言い当てるなど、不思議な能力も??
この胎内記憶や能力は6歳頃には消えてきたそうです。
ひぃちゃんが教えてくれた胎内記憶と中間生記憶は、当時妊娠していた私にも、今子育て真っ最中の私にもとても興味深く広く前向きな考えをくれるものでした。
ひぃちゃんの胎内記憶
文香「ひぃちゃんさ、お母さんのお腹にいた時のことって覚えてる?」
ひぃ「あのね~真っ暗で何にも見えなくて、お水の中をプカプカしてたの。あったかかったよ」
文香「生まれる時はどうだった?苦しかった?」
ひぃ「ううん、全然。お腹の中のすべり台をくるくる~って回っておりて、ちゅるんて産まれたの!」
ひぃ「最初出口がかたくてさ、穴が大きくならないかな~って頭でぐいぐい押してみたけど全然ダメで、でも待ってたらやわらかくなってきてね、これなら行ける!って思ったよ」
ひぃ「それで産まれた時に、大好きなお母さんとお父さんに会えた~って思ったんだよ。」
赤ちゃん達は、お母さんとお父さんに早く会いたい、抱っこされたい。と思っているそうです。
生まれた後にどんな事があったとしても、まずはこの世に生まれてお母さんとお父さんに会う!
そのことだけでも嬉しくて、産まれて直ぐにお空に戻る子も「お母さんに抱っこして貰ったよ~」と、とても誇らしげに返ってくるそうです。
子供は親を選んでいる。子供を身ごもった時点で、お母さんは既に赤ちゃんに愛されているんです。
親を選ぶ理由
大体の赤ちゃんは、お空の上からこの世界を見て、どの父と母の元に生まれて来るかを選んでいるようです。
優しそう、可愛い、可哀そうだから役に立ちたい。選ぶ理由にも、その子なりに理由があるのですが… 時々、お空の段階では親を選んでいない場合もあるようです。
文香「親を選ぶ理由って、どの子も全員お母さんが大好きだからなのかな?」
ひぃ「だいたいまぁ、そうだけど、そんな子ばっかりでもない」「地球に生まれてみたいって理由で選ぶ子や、どうしてもやりたい事や何か目的があって、そのためにお母さんを選ぶ子もいたよ。」
誰の元に生まれるかは、好きな親を選ぶ他にも、幾つかのパターンがあるようです。
パターン①
ただただ、下の世界に興味津々な子。好奇心旺盛な子。このタイプはあまり親を吟味せずに、勢いでお空の世界を飛び出してしまいます。
また、お腹の中に下りる際も神様の教えを守らずふざけてみたり、生まれる準備が整っていないうちに下り、その結果ケガを負って生まれてきたり、胎内でも上手く生きられずにお空に戻って来ることがあるそうです。
※途中で追ったケガは、神様が治せるところまで修復してから、送り出してくれているようです。
パターン②
やりたい事や明確な目的がある子。このタイプの子は、それに見合った才能や遺伝子・環境など、条件から親を選びます。
なので「この親が良い!」というよりは、どの環境が自分に合っているか。ということを優先しているようです。
パターン③
生まれるのが怖くてなかなか行動できない子、生まれるのが面倒な子。また、優柔不断でお母さんを選べない子。
稀にこんなタイプの子がいるようで、その場合、神様から強制的に下ろされます。なぜなら… 次に生まれる魂がどんどん天国からお空(赤ちゃん)の世界に降ってきて、お空の世界がパンパンになるから…
とはいえ、魂にはソウルメイトという繋がりがあるため、ソウルメイトの中から選ぶといった環境になっているのではないかと思います。
また、どうしてもこの親の元に生まれたい、でも既に妊娠できない状態。といった場合に、神様の計らいで人間ではなく他の動物に転生し、ペットとして親の元に来る。ということもあるそうです。
ひぃちゃんの中間生記憶
夫「ひぃちゃんは生まれる前はどこにいたの?」
ひぃ「お空の上!雲の上でふぅちゃん(妹)と、どのお父さんとお母さんにしようか見てたの。」
ひぃ「ふぅちゃんが、あのお父さんとお母さんにしよう!って言ったから決めたの。」
夫「どうしてふぅちゃんはお父さんたちに決めたが知ってる?」
ひぃ「知らん。それは、ふぅちゃんが大きくなったら聞いて」
ひぃ「それでね、2人ですべり台をすべったの。でもね、ひぃちゃんが滑った滑り台はすべっちゃいけないやつだったの」
ひぃ「危なかったよ~、神様が止めてくれて、抱っこして戻してくれたんだぁ~(笑)」
文香「お空の世界には、他にも誰かいたの?」
ひぃ「いたよ、いっぱい。みんな赤ちゃん」
文香「たくさんの赤ちゃんを神様が一人でみてるの?」
ひぃ「ちがうよ、神様もいっぱいいるんだよ。しかもみんな姿がちがうの」
ひぃ「服着てる人もいるし、背がめっちゃたかーい神様や、ちっちゃーい神様もいたし、男とか女とか、形はなくて光だけとか…」
ひぃ「あとね、お空の世界にもたくさんの外国があったよ」
文香「お空の世界からお腹までの滑り台ってどんな感じ?」
ひぃ「超長い、ジェットコースターみたいにビュンて速いの、怖かったよ~」
ひぃ「だからさ、ひぃちゃんの滑り台が壊れていたから、先にふぅちゃんがこの家に来たでしょ?」
実は、ひぃちゃんを授かる前に9週で流産していた文香さん、この話を聞いて驚いたそうです。
そして「あの時の赤ちゃんがまた、戻ってきてくれたんだ」と感動したそうです。
この話から、お空の世界にも色んな国々… 集団に分かれていることが分かります。それがソウルグループと呼ばれるものかも知れません。
ある子供の中間生記憶では、お母さんを選ぶ時にも、地上の色んな国から選べたと言っています。
国や人種をまたいで出逢った友人や恋人も、お空の世界では一緒だったのではないかと思います。
ふぅちゃんの胎内記憶
次女ふぅちゃんも2歳の終わり頃、一度だけハッキリと胎内記憶を話てくれたそうです。
文香「お母さんのお腹の中にいた時は、どんな気持ちだった?」
ふぅ「さみしかった」(表情を変えずに天井を見つめてぼろぼろと涙を流しながら)
ふぅ「ひぃちゃんがいなくて、さみしかったの。ずっと待ってたのに全然来なくて、さみしくて泣いちゃったの」
ふぅ「そんで、ひぃちゃんと食べようと思っていたお菓子を全部食べちゃったの」
ふぅ「さみしかったの、だからふぅちゃん、お空に帰っちゃったの」
次女ちゃんのお話は、長女ひぃちゃんの話と一致しています。
滑り台で一緒に滑ってきたのにひぃちゃんの滑り台は壊れていて、ひぃちゃんはまたお空に戻されたのでしたね。
ふぅちゃんがお空に帰った(文香さんが流産した)理由は、一人で寂しかったから。
そんな風に、母親の知らないところで、産まれる前から赤ちゃん達の事情も色々とあるようです。
また、ふぅちゃんが言っている「お菓子」は、「卵黄のう」のことですね。
妊婦のお腹の中には、細胞状態の赤ちゃんが栄養をとるための「卵黄のう」があります。
急いでお腹に入った子は、この卵黄のうから栄養をとる練習が足りずに上手く栄養を吸収できず、またお空の世界で食べる練習をしてから生まれてくるそうです。
赤ちゃんはお腹の中をお掃除する
その他にも、お腹の中が汚れている際には、赤ちゃんが何度もお掃除にやって来るという話をひぃちゃんがしています。
文香さんも初めての子を流産した後は、ものすごく落ち込んだようです。
まだ生まれていないひぃちゃんが、その時の文香さんの様子をこんな風に話しています。
ひぃ「お母さんもお腹がモヤモヤして汚れそうな時があったよね。」「ふぅちゃんがお空の世界に帰った時」
「心が狭くなっちゃって危なかったよね。でも、はじめから狭かったんじゃないよ。ずっと辛いこととか我慢してたり、頑張りすぎてたり、そしたらたくさん我慢しちゃってて、いつの間にか心が狭くなっちゃってたんだと思う。」
5歳児にこんなことを言われて驚いた文香さん、でも、身に覚えがありすぎて涙が込み上げてきたそうです。
文香「心を広くするって、どうしたら良いですか!?」
ひぃ「それはやっぱり嬉しいとか楽しいとか、たくさん笑うと良いよ~」「泣くのもいいよ~」
お母さんの精神状態はお腹の中にも反映されるようですが、その母の元に生まれて来たい赤ちゃんは、まずはお掃除から始めるそうです。
お腹の中が汚れていると、そこで上手く育つことができないから…
だから妊娠を望んでいる人は、自分が嬉しいこと、楽しいことをたくさんして、たくさん笑って赤ちゃんを迎える準備をしておくと良いんですね。
飯田 史彦さんのお話
飯田先生は福島大学の元教授であり、経営学者、コンサルタント、スピリチュアル・カウンセラー、音楽療法家。といった様々な顔をもっています。また、生命や生きがいに関する著書を複数出版しています。
飯田さんは著書や講演会で、産まれる前の記憶を持つ研究をしている先生のお話や、精神科医による催眠療法の実例の数々を公開しています。
飯田先生がご紹介してくれた内容から幾つかをご紹介します。
まほちゃんの胎内/中間生記憶
まほちゃん生まれる前は神様のところにいたんだよ、ママに会うために生まれてきたんだよ。
神様はおひげがあってとっても優しかったよ。
時々一緒に遊んでくれたよ、遊んでいたら神様に呼ばれたよ。
「ママのところに行ってきなさい」と言われたら、まほちゃん光の玉になったの、気が付いたらママのお腹の中にいたよ。
お腹から出てくる時は、暗くて怖くて頭がいたくて、でもうんと頑張ったら滑り台をツるんと滑っておりてきたよ。
生まれて直ぐに口に棒を入れられてビックリしたよ。はさみでヘソを切ろうとされたから痛いかなと思ったけどあんまり痛くなかったから良かった。
私、生まれる前は広いお花畑みたいなことろにいたよ。しゃべらなくても皆の思っていることが分かったよ。
自由に飛んで色んなところにいけたよ。
お母さんのお腹にいた時は、音楽を聴いていたよ。(胎教のために音楽を聞かせていたとのこと)
生まれてきたら、何にも思い通りにならないね、苦しいことがいっぱいあるね。
香ちゃんの胎内/中間生記憶
あんまりよく覚えてない… だけど香はお空にいたんだよ、お空からビュンてお母さんのお腹の中に入ったの
ジョン・ボールトさんという人がいて、神様のお手伝いをしていたの。
そこには、愛(次女)ちゃんもいたよ。香は愛ちゃんとお友達だったから遊んでいたの。
本当は3の日に生まれなきゃならなかったんだけど、愛ちゃんと遊んでいたから遅れたの。
(実際、予定日より前に生まれた)
催眠療法で質問したある男性の胎内記憶
この親を選ぶと苦労するだろうなと思ったけど、そこを選んだ。修行環境に適していました。
私は、今回の人生では強い精神、独立心を学びたいと思って選んできたんです。
親に与えて貰った喜びや試練も、全部、自分で選んで来ました。
まとめ
私たちは生まれてくる時に、親や育つ環境を選んでいます。
また、お空の世界では仲の良い子(ソウルメイト)と一緒に過ごし、どの親に入ろうか?など話し合っているようです。
お空の世界で神様にお世話になりながら、この世に生まれる練習をしています。
お母さんのお腹の中に入る前から、既に人生は始まっているのですね。
ひぃちゃんは、なぜ漫画家の文香さんの元に生まれてきたのか… ?
ひぃちゃんが胎内記憶や中間生記憶を持って生まれたのは、神様に「あなたはたくさんのここの世界のことを覚えておいて、お母さんに伝えてあげてね。」と言われたからなのだそうです。
ですからきっと、文香さんにはお空の世界の話をみんなに伝える役割があり、ひぃちゃんにはそのお手伝いをする役割もあったのだと思います。
神様がそのことをサポートしてくれていたんですね。
何でも思い通りになる光の存在だった私達が、なぜわざわざ、こんな思い通りにならない世界に来たのか?
それは、思い通りにならないことについて学ぶ必要があり、それぞれの目的があるからです。
赤ちゃんは、胎内にいる時もしっかりと周囲の声が聞こえていたり、状況を把握しています。
出産を望まれていなかった赤ちゃんは、胎内で既に心の傷を負っているそうです。
けれど、それすらもきっと学びのために自らが選んだ修行の一つなのでしょう。
人生は、出逢う約束をした仲間達と一緒に、実体験で様々なことを学ぶ場。
私たちは決して一人ではないし、神様たちは生まれる前からずっとサポートをしてくれている。
そんな風に思いながら人生を思い返すと、見えないところで色々な人達と繋がっているんだなと温かい気持ちになり「私は生かされている」という感謝の念が湧いてきます。
皆さんも胎内記憶や中間生記憶を忘れていても、必ずそれを経験しています。
悲しいこと、辛いこと、嫌なことがあっても、決してそれが悪いこととは限らず、全て学びを得るために必要があって経験していること。
どこか見えないところでは、ソウルメイト達と繋がって、相互に関連しているのでしょう。
最期まで読んで頂き、ありがとうございます。
人生で起きることには全て意味がある。出逢う人には魂の頃からのご縁がある。
そして、神様たちが愛をもってサポートをしてくれている。
この記事を読んで、考え方や視野が少し広がったり、気持ちが少し楽になったりしてくれたら幸いです。
~Shiho~